寝屋川の所長ってどんな人?・・・寝屋川所長の履歴書
みなさま、おはようございます。気付けば、年が明け、1月ももう半分まできてしまいました。
ということは、1年の24分の1がすでに経過してしまったという事です。
年々そのスピードが増していると感じて恐怖を覚えますww
さて今回も僕が以前していた職業の話をしてみます。
私はこのお仕事をさせていただく直前まで、楽器店の店長をしていました。
その楽器店の系列店舗の中では一番大きな楽器のショールームと、一番大きな
規模の音楽教室、生徒数(約1000人)・講師(70人)が働いているような
店舗&教室でしたので、店長を任されてからは極端に営業的な外出をする
機会が減ってしまいました。
ですので、店の中で『何かできること』を探していく事も重要な仕事となります。
そこで考えたのは、【調律師の仕事】をサポートしていく事。
この店舗はピアノの販売も一番多い店舗でしたので、調律師がピアノの調整や
メンテナンスに度々足を運んできます。
特に中古ピアノの調律・メンテナンス&修理の業務をするのが調律師の主な仕事
なのですが、どの業務も時間と手間がかかる場合が多い仕事なのです。
その中で一番手間と言われている部分、ピアノの”バットコード”の交換作業
というのがあります。
バットコードというのは、バットスプリングコードやバットフレンジコードなど
いくつか呼び方があるのですが、このバットコードは20~30年ほどたつと茶色く
ぼろぼろになり切れてしまいます。
このコードの役割は鍵盤を弾いた後ハンマーを素早く元に戻す役目があります。
ですので、切れてしまうと同音連打、つまり同じ鍵盤を早く弾くことが
やりにくくなるので、そうならないように、交換する必要が出てきます。
これを交換するには、以前のコードを88key全て取り去り、新しいコードに貼り替えます。
これが調律師には本当に手間な作業となりますので、この部分の作業をしてあげると
調律師さんの仕事はピアノの調整・調律に集中できるようになります。
↑まずはその”バットコード”から作製していきます。
厚紙などを使用し、糸を均一の長さで切っていきます。
↑まずはピアノのアクションをピアノから外し、作業が出来るように88鍵分のハンマーを
台座から外していきます。
高音部分のコードがたくさん切れてしまっています。
↑アップにするとこんな感じ。この茶色くなっている糸がバットコードです。
これはまだ切れるまではいってませんが交換したほうが良い状態です。
↑他の作業によってはこのようにハンマー部分をすべて外していく場合もあります。
ピアノのハンマーやアクション部分、は非常に精密で繊細な部分なので、取扱いに
細心の注意が必要となります。
↑アルコールを染み込ませながら、古いバットコードを一つ一つ丁寧に取り除いていきます。
↑新しいバットコードを取り付けていきます。写真は数年前の僕です(笑)
↑88鍵すべてのバットコードの交換が完了!新しくなると気分もいいものです。
これでピアノの弾き心地が蘇ります!!
この交換作業ですが、時間としては2時間前後、費用では2万円前後~3万円(それ以上の調
律師もいます)程度になります。
この部分の作業ができると時間に多忙な調律師にはとっても手助けになります。
ちなみに、このコードが切れるのは”ヤマハ製(約20~30年もの)のピアノ”が殆どです。
ですので、古いヤマハ製ピアノの調律を頼まれると、この交換作業によって単価が上がる可
能性があることから、別名”調律師への贈り物”と言われています(笑)
今回も(笑) バイセップスとは関係のない内容でしたが、どんなお仕事でも”サポートができ
る事は非常に有りがたく、また助かります。
そのためには自分でやれることをみつけていくことが大事です。
それができれば未経験でも十分に人の役に立ちますし、そのことで感謝してもらえると自分
のやる気やモチベーションを上げていくことにもなり、仕事の遣り甲斐も増していくと思い
ます。
バイセップスで未経験スタートをするあなたには、まずはこの”サポート”の部分をお願いし
ます。
この”サポート”の部分はそんなに難しいお仕事ではありません。
ですが、現場に無くてはならない大切な役割を担っています。
バイセップス寝屋川では、そんな貴方を必要としています!
今年も沢山の新しい仲間を募集しています!!!
2020年01月10日 05:42